降着装置
航空機の飛行安全に寄与する製品を開発・製造できる
世界の民間航空機器分野でのリーディングカンパニー
当社は1950年代に降着装置(脚)の部品製造を開始した後、降着装置の設計・開発・生産技術を培ってきており、国内航空機の開発の殆どに参画しております。また、その経験をもとに海外民間機開発にも参画しており、独自に設計開発・製造が行える世界でも有数の降着装置メーカとの評価を頂いております。また、降着装置周辺の主脚ブレーキ制御システムをはじめ、前脚ステアリング・システム、脚揚降システム等きわめて重要なシステムの開発も手がけており、いわゆる降着装置システムのシステム・インテグレータを担っております。
降着装置の役割
降着装置は1906年ライト兄弟が車輪式降着装置を最初に採用し、その後1918年に空気-油圧式緩衝装置が発明され、さらに引き込み式降着装置が第2次世界大戦中に考案され現在に至っております。
降着装置の役割には次のようなものがあります。
❶ 離着陸時:
衝撃エネルギーの吸収による緩衝機能
❷ 地上走行時:
サスペンション、タキシング、制動、
ステアリング各機能
❸ 飛行時:
降着装置を機体に収納するための揚降機能
降着装置システムの主な構成は次のようになっています。
降着装置のシステム構成
揚降システム/主脚ブレーキシステム/前脚ステアリングシステムについては、1990年代から電気油圧制御方式(所謂バイ・ワイヤ方式)が主流になっており、当社が開発に参画した航空機でも電気油圧制御方式となっております。地上での機体の運動を司る降着装置システムは、航空機の安全性を担う極めて重要なシステムとなっており、当社はその高い安全性を確保するための機械構造/油圧機器/電子制御機器に対する高度な開発/試験/製造の能力を有しております。また、米国や欧州の航空局の安全性審査に合格した民間機向け降着装置システムを担当した経験を有しております。
さらに持続可能な社会に向けて、省エネルギーに寄与する電動降着装置システムの研究開発を手掛けております。
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