排水処理
排水処理(オゾンによる高度処理)
住友精密工業はこれまで下記のような物質を処理するためのオゾン/AOP装置の多数の納入実績が御座います。 この実績を活かし、お客様の状況に応じた適切な処理システムの提案が可能です。
処理物質 | |
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ダイオキシン類 | 最終処分場の浸出水等に含まれるダイオキシン類の分解。 |
ジオキサン | 排水中のジオキサン分解。 |
シアン化合物 | 排水中のシアン、シアン化合物の分解。 |
リン酸改質 | 排水中のリン酸を回収するための中間処理。 |
抗生物質 | 排水中の抗生物質の分解。 |
低領域COD | 排水のCODを30mg/l以下の低領域まで低減。 |
フェノール類 | 排水中のフェノール、ビスフェノールA等の分解。 |
各物質へのオゾン/AOP処理の用途例をご紹介させて頂きます。
1,4-ジオキサン
オゾン単独での処理や分解が困難なジオキサンも、
AOP処理により低濃度まで分解を行うことが可能です。
- ジオキサン含有排水例
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有機合成時の溶剤、エチレンオキサイド・エチレングリコール・PET樹脂製造時の副生成物 など
シアン化合物
次亜塩素酸やオゾン単独での処理では低減が困難な難分解性シアン化合物(錯シアン)もAOP処理により低濃度まで分解を行うことが可能です。
- シアン含有排水例
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メッキ工場排水、写真現像排水、コークス炉排水 など
リン酸処理
排水中のリン酸(正リン酸)は後段の処理により、リン酸塩として回収することが可能ですが、
亜リン酸や次亜リン酸として存在する場合は溶解性が高く、後段の処理で回収を行うことが困難となります。
亜リン酸、次亜リン酸をオゾンAOP処理により正リン酸へと改質させることで、後段の処理でリン酸塩として回収が可能です。
生物易分解化
生物処理を実施しても残留してしまう生物難分解物質に対してもオゾン処理を行うことで易分解化することが可能です。オゾン処理の後段で生物処理を行うことで生物単独処理よりもCODを低減することが可能です。低コストでCODの高度処理(総量規制対策など)が実現できます。
下表に示すような排水規制対象物質をオゾンにより処理し、排水基準を満足させることが期待できます。オゾンによる排水処理の効果確認のため、下記のようなご協力が可能です。
・実際の水を送付頂き当社内にて水処理試験を実施
・試験機を使用した現地での処理試験の実施
・試験結果を元にした実機への処理フローのご提案
排水処理でお困りのことがありましたらご相談ください。
ポリ塩化ビフェニル
トリクロロエチレン
ジクロロエチレン
ノルマルヘキサン抽出物質
(鉱油類/動植物油脂類)
テトラクロロエチレン
ベンゼン
フェノール類
ダイオキシン類
アニリン
チオベンカルブ
シマジン
ジオキサン
ジクロロメタン
リン
チラウム
シス-1,2-ジクロロエチレン
ポリエチレングリコール
ジクロロエタン
ジクロロプロペン
トリクロロエタン
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩