社会
品質
当社は、企業理念に基づいた住友精密グループ品質方針を定め、国内及び海外の子会社等も含めた継続的な品質コンプライアンス意識の啓発・教育活動を行っております。
また、お客様要求事項及び法令・規格等の遵守に係る活動を推進するため、法務・コンプライアンス推進室の下に品質統括グループを設置し、品質コンプライアンスの維持、向上のための体制を整備しています。
その一環として、住友精密グループ品質委員会を設置すると共に、ISO 9001に当社独自の品質コンプライアンス推進事項を加えた「住友精密グループ品質マネジメントシステム要求事項」を制定しました。今後、各事業及び子会社等の品質コンプライアンスを更に強化していきます。
サプライチェーン
当社グループは、良好かつ堅固なサプライチェーンの構築を事業の継続的発展のための核と位置付け、①コンプライアンスの徹底、②公正な取引に基づく健全な競争環境の構築、③相互発展に資する持続的なパートナーシップの追求の3点を軸とした「住友精密グループ調達基本方針」を制定しております。
お取引先様への調達基本方針の周知、コンプライアンス通報窓口の設置、取引先表彰制度やアンケート調査によるお取引先様のCSR活動状況の把握などの取り組みを通じ、本方針に則った調達活動を推進しております。
ステークホルダーからの期待に応えるべく、持続的なサプライチェーンの構築に引き続き取り組んでまいります。
当社は経団連会長、日商会頭、連合会長及び関係大臣(内閣府、経産省、厚労省、農水省、国交省)をメンバーとする「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」にて創設された「パートナーシップ構築宣言」の趣旨に賛同し、宣言を公表いたしました。
サプライチェーンのお取引先の皆様との連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップの構築に努めてまいります。
人権
当社グループとそのサプライチェーンに携わる全ての人々の人権を尊重し事業活動を行うことは、企業における最重要事項の一つであるという考えの下、「住友精密グループ人権方針」を定めております。本方針を当社グループの全役員・従業員が理解し、実行するために適切な啓発活動を推進するとともに、直接的若しくは間接的に当社グループとそのサプライチェーンの事業活動の影響を被る人々の人権を侵害しないようにしてまいります。
併せて、従業員同士における多様性を尊重しあうための教育・啓発活動として、年1回の人権・ダイバーシティ講演会の開催、人権週間期間中の啓発資料の配布、新卒・中途採用者をはじめとした従業員への教育などを実施し、高い倫理観を持ちながら事業発展に努めております。
健康経営
当社は「人を大切にし、多様な個性の実現と調和をはかります」という企業理念に基づいた「住友精密グループ健康経営宣言」を定め、積極的な健康経営へ取り組むと共に、健康保険組合と連携して行う各種健康指標の向上活動を通して、従業員の健康維持・増進に努めております。
健康経営の取組として、「人間ドック受診率の向上」を目指し、一定年齢に達した従業員には人間ドックの受診を義務付ける等の施策で、従業員に生活習慣病の予防や重大な疾病の早期発見・早期治療の機会を提供しております。
また、メンタルヘルスについては、全従業員の98%以上が受検するストレスチェックをはじめ、新任管理職への教育や、産業医・人事スタッフによる復職支援、社外カウンセラーによる悩みごと相談室開設など、積極的なメンタルヘルス疾患の予防に取り組んでおります。