プレートフィン型熱交換器 | 住友精密工業株式会社熱交換器部門

製品紹介Products

世界のエネルギー分野で活躍する多彩な熱交換器。

波板と平板を積層・ろう付けした構造の熱交換器です。波板による伝熱面拡大の効果により、一般に他形式の熱交換器と比べ、軽量・コンパクトになります。大型の製品や、アルミニウム合金製、ステンレス鋼製などの多様な材料に対応しています。

弊社のプレートフィン型熱交換器"スマレックス®"はブレージングシート(仕切り板)とコルゲートフィン(波板)を交互に積み重ね、ろう付けしたもので、各層は流体の個々の通路となっています。

プレートフィン型熱交換器"スマレックス®"には以下のような特長があります。

プレートフィン型の構造であれば、コルゲートフィンによる伝熱面拡大により、体積当たりの伝熱面積が他形式の熱交換器に比べて大きく、一般的にコンパクトかつ軽量になります。また、一般に伝熱性能が低くなる気体―気体間の熱交換では、伝熱面拡大の効果により、コンパクト・軽量化の効果が顕著に得られます。

シェル＆チューブに比べ、小型・軽量化でき、ガス出口温度を下げることができるため、以下のことが見込まれます。

お客様のご要望にお応えするため、弊社では各種形状・寸法の約300種類に及ぶ多様な伝熱面(コルゲートフィン)から最適なものを選択可能です。

プレートフィン型の構造の特性上、2種類以上の流体の熱交換を1つの熱交換器で行うことができ、配管の簡略化・設置スペースの削減が可能です。(15流体程度まで)

コルゲートフィンはブレージングシートの間にろう付けされて、一体構造となっており、伝熱面を増やす役割をするだけでなく、内圧に対する強度部材としても機能し、すぐれた耐久性を持っています。この独自のろう付け技術と、アルゴンアーク溶接されたヘッダータンクにより、強固な結合部と高い気密性が得られます。

"スマレックス®"は、国内はもとより、海外を含め各国規格に沿った多くの対応実績があります。また、多数の工場認定を取得しています。アルミニウム合金製では10,000基以上、ステンレス鋼製では、3,000基以上の納入実績があります。

・高圧ガス保安法「特定設備検査規則」
・高圧ガス保安法「冷凍保安規則」
・ALPEMA(Brazed Aluminium Plate-Fin Heat Exchanger Manufacturers' Association)メンバー
・労働安全衛生法「第一種圧力容器構造規格」
・労働安全衛生法「ボイラー」
・電気事業法
・ガス事業法
・ASME BPVC Sec. VIII
・European PED
・EN 15085
・船級規格

など

など

など

使用される流体・条件により、アルミニウム、ステンレス鋼のみならず、高耐熱・高耐食のニッケル基合金、チタン合金等、目的に合致した材料で製作可能です。