Women's
Empowerment
多様な人材の活躍こそが、成長の源であるというのが、住友精密工業の考え方です。ここでは、女性活躍推進制度の内容と、実際に制度を利用し、結婚、出産、育児や介護といったライフイベントと向き合う女性社員の声を紹介します。
産前産後休業 | ・産前休業は、出産予定日前6週間、多胎妊娠時は14週間前から取得可能。 ・産後休業は、出産日の翌日から8週間取得可能。 |
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育児休業制度 | 満1才まで(保育園に入れない等の事由がある場合は、満2才まで)の子を養育する場合に育児休業を取得可能。 |
配偶者出産特別休暇 | 配偶者の方が出産される場合、「特別休暇(有給)」として、出産時に2日間の休暇を取得可能。 |
産後パパ育休 (出生時育児休業)制度 |
育児休業制度とは別に、子の出生後8週間以内に4週間(28日間)まで取得可能な育児休業制度。 |
時間単位有給休暇 | 年次有給休暇のうち5日分を1時間単位で取得することが可能。 |
WLB休暇制度 | WLB(ワーク・ライフ・バランス)の拡充を目的とした積立有休制度。 ▼取得例 ・配偶者、子、本人及び配偶者の父母・兄弟姉妹を介護する時 ・学校・保育施設等の臨時休業に伴い、子や同居する家族の養育・看護を行う時 ・小学生までの子供の法定予防接種、法定就学時健診に参加する時 ・小学生までの子・孫の学校等の公式行事に参加する時 ・小学生までの子・孫の看護を行う時 ・2 歳までの子を養育する場合 ・妊娠中の女性社員の妊婦健診及びつわり等による体調不良の時 ・入院を要する、配偶者・親・兄弟姉妹・子の看護の時 ・本人及び配偶者が不妊治療を行う時 |
フレックスタイム制度 | 社員自身が始業・終業時間を決定して働くことができる制度。 (コアタイム10:30~15:30を除く) |
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在宅勤務制度 | 原則週2回までの在宅勤務が可能。 ※育児や介護等の事情がある場合は週3回以上の実施も可能。 |
育児のための 短時間勤務制度 |
小学校3年生までの子を育児する場合、1日最大3時間短縮可能。 |
ベビーシッターサービス 費用補助 |
20時間/月を上限に自己負担1,000円/時間(+ケアリスト交通費)で、外部のベビーシッターサービスの利用が可能。 |
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育児・介護両立支援のための ハンドブックの配布 |
育児、介護に関する社内規定に加え「休暇を取得すると評価に響くのではないか」といった不安の払しょくや、役立つ情報まで細かく紹介しています。 |
厚生労働省が社員の子育て支援に積極的な企業を認定する制度です。
厚生労働省が女性活躍推進活動に積極的な企業を認定する制度です。
女性活躍推進、男性の育児参加推進などの活動が認められ、2018年に表彰をいただきました。
従業員の健康を最優先に考え、その健康状態を向上させるための取り組みを積極的に行っている企業に対して与えられる認定です。
女性活躍推進に取り組んでいる企業として、大阪・関西を盛り上げ、地域社会へ貢献するために応援しています。
2010年の入社当時から現在に至るまで、航空宇宙機器関連の技術業務に携わってきました。民間航空機の脚をはじめ、防衛省向けの製品にも携わってきました。現在は航空機のプロペラおよび空圧機器の維持設計、防衛省向けのプロペラの設計開発を担当しています。2016年には上級職に昇格。2年後の2018年にはアシスタントマネジャーに昇格しました。一般の会社でいうところの係長のような役職です。中・高・大と競泳をやっていたこともあってか、なかなかの負けず嫌いで。キャリアで同期に遅れをとりたくないという思いを持っていましたし、責任の重い仕事を任されることに楽しさも感じています。何より学生時代から憧れていた航空宇宙分野の開発に深く関われることが大きなやりがいになっています。母になった今も、責任ある仕事、大好きな航空宇宙に関わる開発と向き合い、充実した日々を過ごしています。
2014年に結婚しました。夫の母は右半身不随、失語症で義父が介護にあたっていたのですが、頑張りすぎたのか体調を崩してしまいました。検査の結果、大腸がんであることが発覚。そこから、義母と義父の介護・看病がはじまりました。大腸がんの発見から半年余りで義父が他界。これまで義父が支えてくれた義母の介護を、夫と私の二人で行うことになりました。そんな日々の中、子どもが欲しいと思うようになったのですが、なかなか恵まれず……。このまま仕事を突き詰める人生になるのかと考えたりもしましたね。同時期に上級職試験を受験していたこともあり、より一層、そう思っていたのかもしれません。それでも諦めきれず、2016年から不妊治療を開始。約2年の不妊治療の間に3週間お休みをいただき、不妊治療の邪魔になった子宮筋腫の摘出も行いました。治療と並行してアシスタントマネジャーの試験にも挑戦しました。合格したのは嬉しかったのですが、人生設計の中で仕事のキャリアだけが先に進んでいる感じがしました。
アシスタントマネジャーとして働き始めて数ヶ月した頃、私のお腹に赤ちゃんがいることがわかりました。まだ小さなたまごの姿の頃から大切に見守り、育み続け、2019年10月に娘を出産。コロナ禍での育児ということもあって、保育園の受け入れも思うように進まなかったのですが、かえって娘と過ごす時間が長くなったので、とても貴重な時間をもらえたと思っています。2020年6月に約9か月の産休、育休を終了し、職場復帰。仕事と子育ての両立がはじまりました。忙しい日々の中、二人目の子どもについても考えていました。一人目のときのように、時間がかかるかもしれない。今から準備をしておかないとと思った矢先、お腹の中で誰かがキックしてきたのです。慌てて病院に行ってみると、妊娠6ヶ月を迎えていました。気が付かないなんておかしいよ、と周りのみんなに笑われましたね。2021年4月から産休に入り、5月に息子を出産。約9ヶ月の育休を経て2022年4月末より職場復帰しました。現在、8:30-16:15までの時短勤務ですが、アシスタントマネジャーの役職はそのままです。そして、何より大好きな航空宇宙機器の設計者としての仕事を行っています。
介護は主に夫が行ってくれているのですが、夫だけにお願いしておくことはできません。急な対応が必要になることもあります。もちろん子育ても同じです。急な発熱、予防接種の受診、保育園行事などもあります。そんな時は、時間有給を使ったり在宅勤務をさせてもらったりしながら、仕事と家庭のバランスをとっています。また当社には子育てや介護の際に休暇取得ができるワークライフバランス休暇制度があります。有給休暇と同様に休暇が積立てられていきます(最大60日)。この制度に有給休暇(最大40日)を合わせると、最大100日間の休暇が取得できますので、大変助かっています。
制度のみならず、仕事と家庭の両立に対して理解のある仲間がいることが、何よりものポイント。私が不妊治療を始めるきっかけをくれたのも会社の先輩でした。治療のために朝30分遅れて出社することも、当時の上司は認めてくれました。出産後、時短勤務になった私に合わせて、ミーティングの時間を調整してくれたり、残業や出張の少ない働き方ができるようにサポートもしてくれています。
一方、充実した生活が送れているのは、家族の理解があるからこそだと思います。どれだけ仕事が大変でも、子どもたちの顔を見ると気持ちが軽くなります。仕事においても負けず嫌いだった私が、子供と話していると、この数年間は仕事のキャリアは少しゆっくり進める働き方でもいいんじゃないかと思うようになりました。自分だけの人生のバランスを見つけられるのが、住友精密工業の魅力だと思います。
起床
夕食・朝食準備
朝食、その後、登園準備
出勤
仕事開始。メールチェック
担当製品の現場作業の状況把握、
客先やメーカーとの調整
お昼休み
子どもの写真を見てリラックス
午後の仕事開始
業務終了
保育園お迎え、習い事へ
家族で夕食
子どもたちとお風呂
布団の中で保育園の話を聞きながら寝かせ付け
就寝